WORLD
太陽を信仰する小さな国。
女王を中心としたその国では様々な種族が入り混じって生活している。
人間・悪魔・吸血鬼・・・
これは彼らが織りなした物語の記録の一編である。
悪魔
悪魔
「人間を食べる+人間より生命力が強く長く生きる+稀に変な力を使える個体がいる」生き物を悪魔と総称している。
人間の肉以外の食べ物は食べられない。
個体数は人間の数に対して1%にも満たない。
大半の悪魔は知能が低いため人間の安全のために殺処分される。
知能が高い悪魔は地位の高い人間のメリットになるような契約を代わし、生活を保証してもらうのが習わしになっている。
騎士と契約した悪魔は宮殿から提供される「悪魔用フード」を食べて生活している。
吸血鬼
吸血鬼
人間に比べて容姿と頭脳が大変優れているため、大昔から結託しあって独自の地位を築いてきた種族。
人間に危害を加えると迫害されることを理解しているため、食事のために人間を殺さないという協定を結んでいる。
その代わり食事用の血液は病院や刑務所から提供してもらっている。
純血の意識が高く、吸血鬼以外と交配することはタブー中のタブーとされている。
非常に美しく理性的な吸血鬼は、人間にとっても尊敬の対象である。
神族
神族
人智を超えた存在。
大半の神族は人間以外の姿をして目につかない場所に隠れて生活している。
リビングデッド
リビングデッド
一度死んだが三苗によって再び命を与えられた者。
食事も睡眠も必要としない、死ねない怪物。
蘇る過程で記憶が欠損したり特異な体にされてしまった者もいる。
三苗との心の距離が遠くなればなるほど命が薄れ、三苗に忘れられるともう一度完全に死ぬことになる。
Tips
宮殿騎士の大切な任務。
悪魔の管理
悪魔の生活を保障しながら共同生活することで人間との信頼関係を築き、悪魔同士が結託して反乱を起こすことを防ぐのが目的。
管理下に置けるのであれば複数の悪魔と契約することも可能。
契約を交わした悪魔に襲われて命を落とす騎士もいる。
悪魔と宮殿騎士の4つの関係性
1『相棒型』
・悪魔と宮殿騎士が対等に信頼関係を築いている、一番理想的とされる関係性。
2『育成型』
・まだ知能が低いが成長可能性のある悪魔を育成目的でそばに置く関係性。
3『支配型』
・宮殿騎士が悪魔を支配する関係性。望ましくないとされているが、階級の低い騎士には一番多い。
4『逆支配型』
・宮殿騎士が悪魔に支配されてしまう関係性。
悪魔と人間の結婚
人間と悪魔が恋に落ちることもある。
国から承認が降りた時のみ、特例として悪魔と人間の婚姻関係が認められることがあるが、世間からの目は非常に冷たい。
悪魔用フードとは?
囚人や病死した人間を加工した悪魔用の食べ物。
宮殿で働く悪魔に加工させる。
吸血鬼の中での3つのタブー
1.食事のために人間を殺すこと
2.吸血鬼以外と交配して子孫を残すこと
3.他の種族の前で食事をすること
神族の中でのタブー
人間の運命に大きく干渉することができるため、人間と関わること自体がタブーとされている。